記事を書いた人:町田菫
パパ活では返金トラブルがたびたび起きています。
今回は、パパ活で受けたお金やプレゼントの返金義務や、返金要求があった場合の対処法についてご紹介します。
現在パパ活をしている人、これからパパ活サイトを使おうと思っている人は、パパからお金を返せと言われたらどうしようと心配している人、いませんか?
もしかしたら、実際に言われたことがある人もいるかもしれませんね。
もしパパからお金を返せと言われたら無視してもいいのでしょうか?
それとも返さないといけないのでしょうか?
今回は、パパ活でもらったお金やプレゼントは返さないといけないのか、
実際に言われた場合の対処法について紹介していきましょう。
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パパ活のお金を返す必要はあるの?
パパ活をしていると、「パパからお金を返せ」と言われたらどうしたらいいんだろう…と心配になることもいるかもしれません。
実際、パパ活の相手から「お金を返せ」と言われることは少なくないようです。
では、お金を返せと言われた場合、どうしたらいいのでしょうか?
お金の返済義務はない
基本的にパパ活でのデートや食事で受け取ったお金は返済する必要はありません。
パパ活で得たお金は、法律的には仕事として受け取った対価となります。
また、お小遣いとしてや学費の補助などの理由でお金を受け取った場合は、パパからの好意での贈与です。
簡単に言えば、親戚のおじさんからお小遣いをもらったりお年玉をもらうのと同じような形ですね。
契約書などの書面による贈与は対応が異なりますが、パパ活で書面で契約する人ってあまりいないですよね?
書面で契約を交わしていなければ、パパ活で得たお金の返済義務はないと考えられます。
では、大人の関係ありで得たお金の場合はどうなのでしょうか。
大人の関係で対価としてお金をもらう行為は、売春契約(愛人契約)にあたります。
この売春契約というのは、実は民法90条の公序良俗に反し違法なんです。
違法ということはお金も返さなければいけないと思われがちですが、この場合も返済義務はありません。
不法(違法)な契約で得たお金は「不法原因給付」といって、法律で返還請求ができないと規定されているんです。
そのため、パパはお金を返せと返還請求ができないお金なのです。
借りたお金や「返す」と言った場合は返済義務が生じる場合も
では、「贈与」ではなく、さまざまな理由で借りたお金はどうなのでしょうか?
たとえば、パパ活のお金とは別に急な出費があり、パパからお金を借りる人もいるかもしれません。
お金をもらうのではなく借りた場合は、「消費貸借契約」というものが成立して返済義務が生じるのです。
そのため、「返すから○○円貸して」などといって借りた場合は返済しなければいけません。
借用書などがなければ返さなくてもいいんじゃない?と思うかもしれませんが、
貸し借りの話をしたときの録音だったり、LINEやメールの文面など何か証拠になるものがあれば返済義務が生じますので注意してください。
ただし、この「消費貸借契約」を利用して、借りたわけではないのに「このお金は貸しただけだ」とパパが主張してくるケースもよくあります。
そうした場合は、そのお金が「貸したお金」だということをパパ側が証明しなければいけません。
借用書や会話の録音データ、メールやLINEの文面で貸し借りがあったことをパパが証明できない場合は、お金を返す必要はありませんので慌てず対応しましょう。
仲良く関係を保てている時はトラブルにならないんだけど、ケンカしたり、関係が終わりそうになると、こういうトラブルが起きるみたいなの。
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パパ活でお金を返せと言われたら?
先にご紹介したようにパパ活で得たお金に返済義務はありません。
とはいっても面と向かって請求されたら、焦ってしまう人も多いと思います。
実際にはどのように対応したらいいのでしょうか。
基本はすべてスルーでOK
基本的にメールやLINEなどの文面で言われたときも、直接言われたときもすべて無視で問題ありません。
先ほどお伝えしたように、借用書などの証拠がない限り、裁判になっても負けることはないですし、弁護士や警察が証拠もなく動くことはまずないと考えていいでしょう。
すぐにブロックしたいと思いがちですが、あまりケンカ腰に対応すると、逆上したり、パパ側がエスカレートした行動になる可能性もありますので、冷静に対処するようにしてください。
もしパパが逆上してきたら
お金の返済は必要ないとお伝えしましたが、パパに返済する意思がないと伝えた時、すぐに引いてくれるパパならいいですが、なかには逆上する人も。
その内容によっては、犯罪にあたる場合もあるのです。
脅迫罪や恐喝
たとえば
「お金を返さないと家に行くぞ」や、
「パパ活していたことを学校や会社にばらす」、
「ネットに顔を晒すぞ」などと言われた場合は、脅迫や恐喝にあたる場合があります。
ストーカー規制法
言葉だけではなく、実際に学校やバイト先、会社などに待ち伏せをする、家までついてくる場合、1日に何度もメールや電話、LINEを送ってくる場合はストーカー規制法に触れる可能性もあります。
しつこい迷惑行為は警察に相談する
どんな内容にせよ、あまりに悪質な嫌がらせや脅迫などがあれば、エスカレートする前に警察に相談することも検討してください。
その際、証拠が必要となりますので、怖くてもLINEや着信履歴などは消さないように証拠は集めておいてくださいね。
そもそもトラブルにならないようにするには?
今までは、お金を返せと言われた場合の対処方についてご紹介していきましたが、
そもそもトラブルに巻き込まれないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
最初のパパ選びは慎重に
まずは最初のパパ選びが大切です。
大抵の人は、パパを探すときにSNSやアプリを使いますよね?
ネット上は文字だけの関係なので、いくらでも嘘を付けてしまいます。
そのため、「会社を何社も経営している」とか「車はベンツで都内に家を持っている」とか、わかりやすい金持ちアピールをしているパパは嘘をついている可能性が。
また、会う前に条件を明確にしなかったり、やたら高条件を提示している場合も、何か裏がある可能性が高いので気を付けましょう。
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個人情報を知られないように気を付けて
パパ活をする際には、どんなに仲良くなったとしてもトラブルになったときのことを考えて個人情報は教えないようにしましょう。
たとえば、「遅くなっちゃうから家の近くまで送っていくよ」とか「バイト先まで迎えに行く」などを口実に個人情報を知ろうとしてくるパパもいます。
家族構成などもできるだけ知られないようにした方が安全です。
別れる際にもめないように
関係が良い状態のときに、「お金を返せ」なんて言われることってないですよね?
こういったトラブルは、たいてい関係を終わらせたいときに起こることが多いのです。
もっと条件のいいパパが見つかった、パパとの相性が悪い、周りにバレそうになったからなど、パパとの関係を終わらせたい理由は人それぞれです。
関係を終わらせる際、どんな理由であれ、丁寧にお礼を伝え、なるべく穏便に終わらせるよう心がけましょう。
パパ活のお金のトラブルに関するよくある質問
では最後に、パパ活のお金のトラブルに関するよくある質問をご紹介していきましょう。
パパ活でお金を返せと言われた時の対処法まとめ
今回は、パパ活の相手からお金を返せと言われた場合の対処法についてご紹介していきました。
今回のポイントをまとめると下記のとおりです。
- パパ活で得たお金は、基本的に返済の必要はないので、スルーしてOK。
- お金に限らずプレゼントも同様に返さなくて問題ありません。
- もらったものではなく、借りたものやお金は返済する必要があります。
- 嘘をついてお金をもらうことは詐欺にあたりますので、絶対やめましょう。
何度も記載したように、パパ活で得たお金やプレゼントは返済義務はありません。
また、パパ活がバレると困ると言うのはパパ側も一緒。
そのため、騒ぎが大きくなることはパパ側も嫌がるため、口では何と言ったとしても、実際に訴えるなど行動に出る人はほとんどいないのではないでしょうか。
とはいえ、トラブルは起きないに越したことはないですよね?
最初のパパ選びから別れ際まで、パパ活をする際は「いいパパばかりではなくいろんなパパがいるんだ」ということを忘れないように心がけましょう。