記事を書いた人:内田羽多
なんで、パパ活アプリやマッチングアプリでは「隠語」が頻繁に飛び交ってしまうのでしょうか。
それは、ズバリ、マッチングアプリでパパ活をすること自体、寛容ではないからです。
「パパ活をしています」と露骨に言いやりとりすれば、すぐに退会させられてしまうでしょう。
パパ活が行われるとき、頻繁に使用されているものが「隠語」です。
隠語がマッチングアプリなどで頻繁に往来しているため、はじめてパパ活をする方々は、「何を言っているのか意味がわからない」ということも多々あります。
パパ活には、男性女性それぞれにとって大きな魅力があります。
パパ活をすることによってマンネリ化した生活から脱皮することができますし、世界観を変えることもできます。
いろいろネットでは、パパ活の始め方など解説した記事があります。
そのようなものも有効活用できますが、同時に大事なのはパパ活の隠語を正しく理解することです。
今回この記事では、パパ活で頻繁に使われる隠語について詳しくご紹介します。
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パパ活で頻繁に隠語が使われるのはなぜ?
そもそもなんでパパ活で頻繁に「隠語」なるものが登場してしまうのでしょうか。
パパ活は、普通のマッチングアプリを利用して行われることもあります。
堂々とパパ活をしていると主張することができればいいのですが、実際問題世間ではパパ活に対していい評価をしている訳ではありません。
マッチングアプリでは次のような出会いができます。
- 友だち関係
- 恋人関係
- 結婚を前提としたおつきあい
そして、パパ活も男性と女性の出会いのひとつの形式と言いたいところですが、世間では、パパ活=援助交際と言う認識のもと、援助交際に対して強い拒否反応を示しています。
そこで、それぞれマッチングアプリ運営会社では厳重な監視体制を敷いて、パパ活をしている人たちを徹底して排除しようという動きがあります。
堂々とマッチングアプリで、「パパ活をしている」と公言すれば、即運営会社から目をつけられて、排除・退会させられてしまうことでしょう。
しかし、パパ活をしている人たちは、マッチングアプリを有効的ツールとして利用してパパ活をしたいと思っているために、どうすれば退会させられないで、かつパパ活をしていない人たちに迷惑をかけないでパパ活ができるかを考えることになります。
結果、パパ活をしている人たちだけがわかる隠語が使用され、パパ活をしていない人たちとはコミュニケーションがスムーズにいかない状態にしているのです。
しかし、マッチングアプリもパパ活をしている人たちが隠語を使用していることを理解するようになってきました。
ということは、パパ活をしている人たちは、より徹底して隠語を使用し、パパ活をしていることをバレないように頑張ることになります。
そのような流れから、パパ活では、どんどん隠語でのやりとりが増え続けてしまうことになります。
パパ活の隠語・用語【基礎編】
とにかくパパ活をこれからしようと思っている方々は、どのような隠語が使われているのかをざっくりと知っておく必要があります。
マッチングアプリでは、「パパ活」が=禁止用語です。
一番使いたい言葉を使うことができないため、「p活」「ぴかつ」という隠語が使用されています。
「p活」と言っても、パパ活のことだとすぐにわかるでしょうと言いたいのですが、その点、マッチングアプリの運営会社も隠語を使用している以上大目にみましょうというスタンスでいるのかもしれません。
また、監視システムもコンピューターで管理しているため、「p活」とすれば簡単にスルーできるのかもしれません。
そして、「P」とは、パパ活をしているパパのことです。
女性たちは、「PJ」
という言い方をしています。
つまりパパ活女子のことです。
「新規p」とは、今まで相手にしていたパパとは違う新しいパパのことを言います。
パパ活では、単発パパ活を繰り返すのもOK、今日会ったパパと明日違うパパであっても全然問題はありません。
単発で会うパパのことは、「都度p」という言い方をしています。
一方で、同じパパと長く関係を続けるのも自由です。
そのようなパパは、「定期p」また「月極p」です。
という感じですね。
パパ活の隠語・用語【交渉編】
パパ活の交渉のテーブルでも、様々な隠語が使われています。
「お手当」とは、パパ活をしていて男性から得ることができるデートの対価としてのお金のことです。
お手当という言い方が、当たり前されていますが、このお手当も実は隠語であり、パパ活はお金の関係が前提である意味合いをボカそうという狙いがあります。
「顔合わせ」も、当たり前にパパ活で使用されている言葉ですが、これも隠語であり、「面談」「面接」という言葉が使われることもあります。
顔合わせは、マッチングしたあと実際に相手がどのような雰囲気なのか確認、条件交渉のためにあります。
実際にマッチングしたけど会ってみたらイメージが違っていたという場合、顔合わせの段階で終了も違反行為ではありません。
デートp など
「デートp」は、デートだけの関係を楽しむパパ活で使用される隠語です。
大人の関係は無しで、食事や買い物などを行います。
パパ活は、もちろん大人の関係を目的としている人たちばかりが利用している訳ではありません。プラトニックな関係を維持し続けていたいという方々も多く、そのようなときデートpが隠語として使用されます。
「食事p」は、食事だけをキープした関係です。
食事だけであるため、拘束される時間も少なく女性たちは楽と感じるでしょう。
しかし、その分お手当の額は少なくなります。
太p など
「太p」は、女性にたくさんお手当をくれるパパのことです。
太っ腹パパを略した言葉です。
パパ活だけで使用されているのではなく、キャバクラでもこのような言葉が使われていますが、お金の面だけで太っ腹ということだけでなく、内面の優しい男性に対しても太pが使用されています。
「細p」は、太pの反対言葉です。
あまりお金を使ってくれない、お手当の額が少ないパパに対して言います。
パパ活をしている女性たちはやはりできるだけお手当の額が高い方がいいと思っているため、細pは軽蔑の対象となってしまうのかもしれません。
しかし、細pであったとしても、繰り返し会っていくうちにお手当の額も増えることもあります。
「スーパーリッチp」は、言うまでもなく超太っ腹パパのことを言います。
こんなパパをゲットすることができれば、女性たちはお仕事なんて持たないでも悠々と暮らしていくことができます。
本当にうらやましい限りですが、実際にはそれ程スーパーリッチpはいるものではありません。
スーパーリッチpを狙うことよりも、数をこなして稼ぐという選択肢の方が正しいのかもしれません。
また、「マンションp」は、パパ活をしている女性たちのためにマンションも提供してくれるパパのことです。
ここまでくれば、パパ活というよりは愛人関係という感じです。
ここまで深入りしても大丈夫?ということはしっかり考える必要があります。
ガチ恋p など
「ガチ恋p」とは、パパ活をしていて女性のことが好きになってしまったパパのことを言います。
実際に、そのようなパパも多いですし、女性がパパのことを好きになるというケースもあります。
ガチ恋も自由と言いたいのですが、パパ活をしているパパは既婚者であるケースが多いため、ガチ恋によって悲劇が起こる可能性は充分あります。
よって、くれぐれも用心しなければならない隠語であるという認識が必要です。
パパ活では、やはりある程度男性と女性の距離は離して行われるべきです。
「ラブp」は、大人の関係に至ったパパのことを言います。
単にお金目的で大人の関係になりました…というのではちょっと寂しすぎるので、ラブという言葉が使われているようです。
つまり、愛情があるから大人の男と女の成り行きの結果として大人の関係に至ったという感じでしょうか。
地雷p など
「地雷p」「地雷女子」は、相手にとって不利益となるような行為・言動をしてくる人のことを指します。
地雷女子の場合、プロフィール写真があまりにも加工・修正されすぎていて、実際に会ってみたら別人という場合にも使います。
また、「私はOLをしています」と言っていながら、会ってみたら、
まるで「風俗嬢でしょう…」と言う女性に対しても地雷女子という言葉が使われます。
「私、風俗嬢です」と告白するまでもなく、風俗嬢の方々とごくごく普通の女性とは、化粧、服装、言葉遣い、しぐさなどでわかってしまうものです。
また、何もしゃべらずただタバコをぷかぷか吸っているだけでとても印象が悪かったり、不機嫌な顔をしたり、文句を言ったりする女性も地雷女子です。
地雷pは、お手当の支払いがなかったり、額を値切ったり、マナーが非常に悪かったり、攻撃的であったり、侮蔑的言葉を吐いたり…、女性たちが会ってすぐに帰りたいと思うパパのこと全部を言います。
諭吉など
「諭吉」とは、ズバリ、一万円札のことです。
お金のやりとりが絡む関係がパパ活であるのなら、お金を隠語としてしまえば、パパ活であることは全然わかりません。
「諭吉2」は、2万円
「諭吉3」は、3万円
となります
また、「樋口」は五千円札のことです。
女性たちは樋口よりは諭吉の方が全然いいと思っているでしょうけど、男性は、できれば樋口でとどめておきたい…と考えるのかもしれません。
しかし、相場以下の金額はNG! 男性たちもパパ活をしている以上、しっかり相場に見合うお手当を出す意思が大事です。
それが出来ないのであれば、パパ活をする資格はありませんので。
また、「イチゴ」は、15,000円のこと、「位置煮」は12,000円のことです。
このような感じで、ことごとくパパ活ではお金を隠語と化してしまっているようです。
パパ活の隠語・用語【大人の関係編】
パパ活では、大人の関係がありの場合があります。
また、大人の関係こそを隠語として隠してしまいたいと思うのが、パパ活です。
そもそも、「大人の関係」という言い方も、ソフトタッチにボカした隠語です。
では、すぐに運営側から「退場お願いします」ということになってしまうでしょう。
また、大人の関係のことを「ドカタ」ということがあります。
なんでドカタという言い方をしているのかと言えば、女性が男性を相手にして肉体労働をするためドカタなのです。
まさに、ドカタがセ〇クスのことだとは、即理解することはできないでしょう。
「÷切」も、大人の関係のことを言います。
「÷切」=割り切り
のことであり、恋愛関係が発生しない大人だけの関係のことを意味します。
プチなど
「プチ」とは、よりライト感覚で大人の関係に突入することを言います。
大人の関係に至ることは至るのですが、本番行為はなしで、それ以外のソフトプレイでパパたちを満足させてあげる方法のことを言います。
本番行為よりは、プチの方がお手当はどうしても下がることになりますが、それでも心身とも負担は少ないため数をこなすことでかなり稼いでいる女性たちは多くいます。
本番行為はNGだけでプチまでだったら…という女性も多いです。
「木梨」も同じような意味合いで使用します。
木梨は、基盤(後述)なしのことです。
逆に「中田氏」は、本番行為あり、まるまる最後まてイってしまう大人の関係です。
かつ、中田氏は「中出しもOK」という意味合いです。
円盤など
「円盤」は、風俗で言えば、本来本番がない風俗で別料金を支払いして本番行為に達するときに使う隠語で、パパ活でも使用されることがあります。
また「基盤」も本番行為のない風俗で本番行為に至ることを言います。
基礎となる料金のままで本番行為に至るから基盤という言い方をするようです。
パパ活の隠語・用語【トラブル編】
パパ活では、油断していると様々なトラブルに遭遇してしまうことがあります。
「食い逃げ」
「やり逃げ」
もそのひとつです。
ほとんど隠語ではなく、そのままという感じもしないではありませんが、食い逃げは、パパが食事代であったり、お手当を支払いしないでトンずらしてしまうことを言います。
やり逃げは、大人の関係に至ったときに使用し、いい関係になったというのに、お手当は支払いせずやり逃げしてしまうパパのことを言います。
業者など
また、「業者」とは、マッチングアプリに時々登場してしまう、パパ活女子を装った風俗関連業者のことを言います。
パパたちも、ごくごく普通の女性たちと出会いたい思いからパパ活をしようと思っています。
そこで結果、風俗嬢と出会ってしまっても一体何が意味あるのでしょうか。
であれば最初から風俗へ行けばいい…ことになりますが。
しかし、風俗嬢の立場に立てば、男性たちがみなさんパパ活にシフトしてしまえば商売はあがったりで、風俗嬢もなんとか稼ごうと思い、パパ活に参戦しバイトしようと思うことでしょう。
また、「魔法」とは、女性が睡眠薬を飲まされてしまって、そのまま同意をもらうことなく大人の関係に至ってしまうことを言います。
そんな輩もパパ活をしている男性の中には、ごくごく稀ですがいてしまうためくれぐれも注意しなければなりません。
そして、「サイポリ」は、ネット犯罪を取り締まる専門警察のことを言います。
サイポリが私達を守ってくれているとも言いたいですが、パパ活をする人たちが注意しなければならないのもサイポリです。
サイポリの前ではあまり大胆な行動は控えた方がいいでしょう。
本当のポリスが登場する事態ですね。
パパ活の隠語・用語【マッチングアプリ編】
パパ活募集するために使われるマッチングアプリも、隠語で呼び合う光景が散見されます。
「シュガダ」は、ご存じSugarDaddy(シュガーダディー)のことです。
パパ活をしている人たちなら、シュガーダディーのことを知らないという方々は皆無と言っていいかもしれません。
シュガーダディーの大きな特徴はといえば、パパ活をしていることが敢えて禁止されていないことです。
ということであれば、隠語など使用しないでいい…ということになりますが。
しかし、パパ活をしていない人たちも登録をしているため、パパ活をしている人たちは人たちでやはり共通言語を用意しておいた方がいいです。
また、「ぺいた」とは、こちらもご存じ、paters(ペイターズ)のことを言います。
paters(ペイターズ)では、パパ活自体禁止されている訳ではありませんが、大人の関係自体は推奨している訳ではありません。
ですから、露骨に大人の関係のことが記載されてあるプロフィールなどは、違反対象となり通報されてしまう可能性もあるのでやっぱり隠語が必要ということになります。
パパ活では隠語を使うものという理解をしておけば、paters(ペイターズ)には若い女性たちが多く、太っ腹パパも多いため、双方理想にかなったパパ活を行うことができます。
さらに「パディー」は、paddy67のことです。
白い熊のアイコンが使われていることから、「熊」とも呼ばれています。
paddy67でもパパ活が禁止されている訳ではありませんが、露骨な表現は禁止されているため、オブラートに包んだような感じで隠語でやりとりすることが無難でしょう。
隠語・用語のいらないパパ活アプリ・サイトはある?
その点パパ活専用アプリと言われているものを利用する限りは、相手のほとんどがパパ活を意識しているため隠語など使う必要はありません。
しかし、実際にはパパ活専用アプリと言うものはないとも言っていいでしょう。
表向きはマッチングアプリとなっています。
そこでどうしてもメジャーなマッチングアプリが利用されることになります。
たとえば、
Sugar Daddy(シュガーダディ)は、「魅力的な女性と成功した男性の出会いを応援するマッチングサービス」
としています。
このジャンルの中にパパ活は含まれていいのですが、それでもパパ活専用のアプリだとはしていません。
結局は、多くの会員が登録しているメジャーなマッチングアプリがいいとパパ活をしている人たちも考えるものの、パパ活をしていない人たちとも上手く共存していかなければなりません。
そこで使用される言葉が、パパ活をしている人たちだけをつなぐ隠語ということになります。
パパ活の隠語・用語のまとめ
今回は、パパ活で使用されている隠語について解説しました。
まだまだここでは語ることができなかった隠語がたくさんあります。
また、今後も隠語は、パパ活をしている人たちの手によって増え続けていくことでしょう。
隠語を使用するほどパパ活はやましいものなのかという印象をもつ方々もいるのかもしれませんが、実際にパパ活をしている人たちの目線に立てば、隠語を使うこと自体を楽しんでいるという感じもあります。
パパ活は、ルール・マナーを守っている以上、安心して出会うことができる手段でもあるのですが、「出る杭は打たれる」ので、隠語を使用し、謙虚に行動する意識は大事ではないでしょうか。